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からだメンテナンス

こんにちは。
ジュノスタイルの若林純子です。

まだまだ新潟では暑い日がありますが、白露(はくろ)も過ぎて、朝と夕方は足元から秋がやってきたな、という感じは少しずつします。皆様いかがお過ごしでしょうか。

中医学をベースに考えると、夏の終わりは要注意と毎年思います。適切な養生をしてあげないと本格的な夏バテがやってくるからです。消化器の疲れが目立つ人もいますし、疲れが取れず元気がでないという人もいるでしょう。本格的な陰の季節に突入する前に、“からだのメンテナンス”が大事だと思います。

“からだ”って何?

からだ? 体? 身体? カラダ?

色々な書き方がありますね。ここでは、“からだ”とひらがなで表記してみました。一番シンプルな文字な気がしますし、多くの人が自分の感覚でインスピレーションを働かせることができるかなと思ったからです。

そもそも、“からだ”って何だろう?どこにあるのだろう?考えてみたことありますか?

ヨガは、陰ヨガもハタヨガもどんなヨガも、“からだ”を使って行いますが、その“からだ”とは、目に見える“からだ”のことだけ指しているのでしょうか、それとも、どこかに目に見えない“からだ”が存在するのでしょうか。

呼吸は、“からだ”でしょうか。それとも“からだ”の一部なのでしょうか。
心はどうでしょうか。精神は? マインドは? 命は?

ヨガを教える際に、私は「心と(身体としての」体は繋がっています。」とよく表現しますが、少なくとも、感情や思考を含めた心(英語ではmind)の状態は体に影響します。また、心の作用によって、体は自由にもなり、不自由にもなります。つまり、本当に深くアーサナを学び、体を育て養っていきたいのなら、同時に、心を開いていくことも必要であるということです。

一生懸命アーサナを行うヨガの流派の方々とお話をすると、とても心が硬いなと感じる時があります。真剣なのはとても尊敬するのですが、その真剣さのあまり「これが正しい。」「こうあるべきだ。」といったこだわりが強過ぎて、心の柔軟性を欠いているように感じることがあります。過去には、自分の体の声に気づかずに、盲目的に無理をして練習を続けている方々にも出会いました。このように、体へのリスペクトが不足するのは、心のブロックが硬くて、なかなか心が自由になれないからではないでしょうか。

ヨガに限らず、他の身体技法を通して気づきを深めていくプラクティショナーに多いケースかもしれません。おそらく目に見える体を追求するがばかりに、そういう感覚に陥るのかなというのが私の持論です。何を隠そう、少しハードな陽ヨガをしていた30代前半の私は、そんな傾向にあったと思うのです。体ばかりに集中して、心の柔軟性を習得する練習をしていなかったからです。もっと言えば、その重要性にさえも気がついてなかったのです。

からだを思うことは、人として成長すること

“からだ”を大事にすることは、心を大事にすることでもあると思います。“人としての成長”を意識することでもあるでしょう。

皆さんの心は開いていますか?それとも閉じていますか?
同時に、皆さんの“からだ”はどうでしょう?柔軟ですか?それとも、いつも肩こりなどを患っていますか?
顔の表情はどうでしょう?眉間にシワが寄っていませんか。目の下のクマが酷くなっていませんか?

9月のレギュラークラスのテーマは『からだメンテナンス』です。
まずは、からだの声を聞いて、気づいて、バランスを見つけてあげること。その過程の中で、心を見つめる作業もできたらと思っています。

一緒にプラクティスしていきましょう!
皆様のご参加をお待ちしています。

  • *Junostyleは、全米ヨガアライアンス認定スクールです。RYT200とRYT500の両資格の取得が可能であり、ヨガから瞑想までトータルで学べるヨガスクールです。特に、陰ヨガがメインとなりますが、ヨガを通して精神や心の質を高めることに注力しています。(詳細は>>>こちら
  • *過去のワークショップを一定期間視聴できます。見逃した方、まとめて学習やプラクティスをしたい方におすすめです。詳細等は、オンデマンド〈見逃し配信〉をご覧ください。

若林純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
若林純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/