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肩こり緩和の陰ヨガ

こんにちは。渡辺純子です。

2017年5月の陰ヨガのテーマは、「肩こり緩和の陰ヨガ」です。

春は、陽気が上昇し始める季節ですので、身体の部位では、頭部や上半身に不調が出る傾向があります。肩や首の凝りなどもそのひとつです。中医学では、肩こりの原因を気血の滞りと考えます。もちろん、個人の体質によって他に原因がある場合もありますが、ストレス社会の中では、気血が巡らないことで起きる肩こりが、その原因の多くをしめているのではないでしょうか。

姿勢を整えること

気血の巡りが悪い大きな原因のひとつに、姿勢が悪いことが挙げられるでしょう。ソファなど柔らかいものに長時間座っていたり、スマートフォンなどを使用する頻度が高い私たちの姿勢は、骨盤が後傾し、腰が丸くなり、猫背になっている傾向があります。腰椎の自然なカーブが崩れて、湾曲することでバランスしている背骨の湾曲が崩れます。陰ヨガのレッスンをしていて気づきますが、肋骨や胸椎が十分開かない(動かない)人が多いです。呼吸もおそらく浅い人が多いでしょう。
骨盤の安定、背骨の自然な湾曲、エネルギーの陰陽バランスを持てることで体内に気血が巡ります。まずは、姿勢を見直してみましょう。


積極的にリラックスする時間を持つこと

気血の巡りをよくするためには、体を動かすことも大事ですが、精神的なストレスから来ている肩こりには、心身のリラックスがとても大切です。特に、春は、自律神経を担当している五臓・肝のバランスが崩れ、気や血流の流れが悪くなることで肩こりが起きるケースが多いです。五月病といわれるように、精神がバランスを崩しやすい時期でもあるので、春はストレスケアも大切になります。

従って、できるだけ伸び伸びと気分を解放できる時間を持つことです。陽気が盛んになると、何かを一生懸命やりたくなります。陽が動き始める春は、エネルギーを存分に注ぎ、創造力を使って努力したい季節です。一方で、積極的に休むことをして、陰の質を高めることができると、健康的に1年のスタートを切れるでしょう。
陰ヨガは、心身の休む質を高めるのに最適なヨガです。是非、寝る前や休日に陰ヨガの時間を作ってみてください。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/