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夏の疲れを癒す陰ヨガ

こんにちは。渡辺純子です。

2016年9月の陰ヨガのテーマは、「夏の疲れを癒す陰ヨガ」です。


「陽(よう)」の後の「陰(いん)」の必要性

夏は、1年の中で一番「陽」が多い季節です。陽の気を取り入れて、元気を倍増して行く季節ですが、一方で、陰陽の気の流れから、内臓が弱くなりがちな季節でもあります。
現代人は、病気として診断されてはいないけど、なんだか疲れが取れない、という症状をもっている人は少なくありません。これは、「未病」として知られる状態ですが、特に、夏の終わりに不調を訴える方も多いと思います。夏の終わりの不調は、喉の痛みや咳、発熱の他、食欲不振、下痢などが長引いたり、すっきりしない日が続くことも特長ではないでしょうか。

活動をすれば、エネルギーを消耗します。肉体面だけでなく、精神面も一時的に消耗するかもしれません。消耗をすれば、必ず疲労が伴います。
夏は、湿と熱が混じりあい、内臓の中では消化器系を疲労させます。冷たいものを飲む機会が増えることも、冷えに弱いとされる胃を冷やし、疲労に拍車をかけているように思います。


胃の機能維持が健康とアンチエイジングの基本

胃腸は、生きていくためのエネルギーを蓄えるために不可欠な内臓です。老化も消化器の衰えから始まると言われ、経絡でいうと、胃経と大腸経の陽明経が最初に衰え始めると言われています。アンチエイジングという観点からも、消化器の機能維持はとても重要なポイントとなります。
だから、休む・回復・滋養(=全て陰の質)が、次なる活動へと導くために必要になります。陰ヨガは、その性質から体の中のエネルギーを保存し、滋養する性質をもつヨガです。体内を流れる気を意識して、経絡理論に従って行うプラクティスをすることで、さらに特定の内臓の回復を試みることが可能です。今月は、夏に消耗した心身を癒して戻す陰ヨガをします。

渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/