こんにちは。渡辺純子です。
陰陽五行説では、秋は金の五行となります。呼吸を深くすることが大切な季節です。（金の五行と呼吸の関係は、陰ヨガコラム「陰の季節の養生法〜秋は呼吸を整えよう！」をご覧ください。）
呼吸を深めるアロマは沢山ありますが、今回は心を鎮めて落ち着きを取り戻すことに重きを置きたかったので、フランキンセンスをメインにブレンドしてみました。

騒つきから心を自由にするフランキンセンス

フランキンセンスは、古代エジプトでは瞑想や儀式などの薫香として使用されていたそうです。私は、フランキンセンスの香りに、とても厳かなイメージを持ちます。アロマの勉強を始めた頃から好きなアロマの一つなのですが、心が鎮まり、冷静さを取り戻してくれる気がして、迷走した時に自分の中心軸に戻してくれるような気持ちになります。 フランキンセンスのfrancとは、中世紀のフランス語で「純粋」とか「自由」を意味する言葉だそうです。心が鎮まり落ち着いた状態は、イライラや不安な感情から自由になっている様です。また、自分の中心軸に戻った時、人はシンプルにピュアでいられると思うのです。人が人らしい優しい心を育める時って、こんなピュアな気持ちに包まれる時なのではないかなと思います。そんな時は、きっと、呼吸が自然に深く鎮まっていると思います。静かに観察してみてください。

フランキンセンスは、呼吸器系に作用して呼吸を深めてくれながら、精神を静かに鎮めてくれるアロマオイルですが、パインも同じように呼吸を促してくれるアロマです。私は、風邪やインフルエンザ予防にもこのパインをお部屋によく焚きます。 ラベンダーは、とても使いやすいアロマですので、馴染みが深い方も多いでしょう。こちらも心を鎮めて柔らかい気持ちに戻す力を持っています。今日は、この３つのアロマのブレンドをご紹介します。

フランキンセンス
ラベンダー
パイン

ちなみに、私は、フランキンセンスとラベンダーの２アロマだけのブレンドも好きです。アレンジもアロマセラピーの楽しいところですので、色々試してみてはいかがでしょうか。