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陰の季節の養生法〜呼吸を整えよう!(パート1)

こんにちは。渡辺純子です。
9月に入りました。まだまだ暑い日が続きますが、夕方や夜に吹く風が少し秋めいた感じがして、季節の移り変わりを感じているこの頃です。陰陽理論を学ぶと、“自然とともに生きること“に留意し始めます。自然の流れに抗うことなく、“ありのまま”に自分を変容していくことです。それが中庸であり、バランスの取れたライフスタイルなのではないかと思います。

コロナ禍で失くしたくないもの

コロナ禍において、私たちは季節の変容という不変の法則とは関係なく、先の見えない変化を強いられています。私だけでなく、多くの人が自分の生き方や働き方を考えることが多いこの頃なのではないでしょうか。
変化の時は、どうしても心が騒つきやすい。日頃から冷静さを身につけていないと、知らず知らずのうちに大きな渦にのまれて、二進も三進も行かなくなってしまうことも。荒波が押し寄せた時に、いかに冷静な自分でいられるかというのは、その後の人生の命運を分けるとても重要なポイントだと思います。
冷静でなくなった時、普通は、正しい判断、正しい行い、正しい言動ができなくなるでしょう。怒りや不安に心を支配されて、取り返しのつかないことをしてしまうことも。時計は後戻りできないから、人生の大事な場面では丁寧に対処したい。コロナ禍の今、どんなに忙しい時でも、落ち着きのある冷静な心で毎日を過ごすことは、これからの未来を決める自分の在り方なのだと思います。大変な時こそ、苦しい時こそ、マインドフルに自分を観察し、自分と関わることです。そして、周りの環境や傍にいる人達とも丁寧に関わることだと思うのです。“ありのまま”に変化を受け入れながら・・・。

呼吸は“気づき”の第1歩

私たちがどんな時も何気なく行っている呼吸は、自分の精神状態をよく表しています。不安になったり怒った時は荒々しく呼吸が速くなり、落ち込んだ時は覇気がない。逆に、嬉しいことがあった時や、運動の後スッキリした後は、呼吸が通っていたり、変幻自在に変化します。だから、呼吸を観察することは、“気づき“の第1歩です。身体と呼吸に意識を置いて行うヨガのアーサナは、まさに、自分への“気づき”を深める動作でもあります。だから、冷静な自分でいるために、呼吸の状態を見つめることは大事な行為の一つだと思います。1週間に1回でもいいと思います。落ち着きを取り戻すために、呼吸を見つめる時間をご自分にあげてください。それが明るい未来をつくる大事な在り方だと思います。

『陰の季節の養生法〜呼吸を整えよう!(パート2)』に続く・・・・)

渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/