陰ヨガは平和になるプロセス
こんにちは。
ジュノスタイルの若林純子です。
本格的に寒い冬がやってきて、ところによっては雪が降り始めたようです。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
2023年も残すところ1ヶ月程度。毎年、大体10月くらいから、自分を取り巻く時の流れが変わるのを感じる私ですが、今年は動きをあまり感じないので〈変化〉というより〈持続〉を重んじる年末になりそうです。従って、初心に返って、自分のライフワークである陰ヨガの陰ヨガたる所以を見つめ直してみようと思います。
“ヨガは心を平和(peace)に導きます。”
よく耳にするヨガを説明するフレーズです。
平和な心でいることは、生きていく上でとても大切なことだけど、それは決して、心を常に楽しい状況や思い通りの状態におくということではありません。ヨガを始めたばかりの人がよく勘違いするポイントなのですが、ありのままの自分でいるということは、我がままを通して、いつもハッピーでいられるようにするわけではありません。
そのマインドでいると、現実逃避のリトリートでエスケープをしたり、自分に都合の悪いことから意図的に目を背ける心が育ちます。それでは、逆に心の不幸を招きます。
体の落ち着きと静寂さ
まずは、落ち着くこと。静けさや静寂さを自分の中に培います。落ち着きは心に対してだけでなく、体の落ち着きもとても大切です。
自然に呼吸をしながら、じーっと静かに留まっていることができますか?
もし、じっとしていられない、という人は、陰ヨガをおすすめします。陰ヨガのプラクティスでは、全ての思考を手放して、ただ今行っているアーサナに意識を向けます。また、心身のグラウンディングを促します。自身の中に落ち着きや静寂さを感じることができたらなら、心身に少しずつ揺るぎない安心感が生まれてきます。
今、この瞬間の自分を受け入れること
体が硬いからとヨガをしない人もいます。むしろ硬いからやってほしい。当然無理をして自分の体の柔軟性に合わないヨガをするのは賢い選択ではありませんが、バランスの取れたアーサナをすることは、自分の今を受け入れることにもつながります。
体で感じて、その状態をまるっと受け入れて、そこに留まること。陰ヨガは一つのアーサナをじっくり時間をかけて行うので、自分と向き合う時間と空間が自然に生まれます。
よく見てみると、身体に関することは心の動きが関係しています。考えることは心のマター。集中できなかったり、散漫な思考や感情にいつも気分を害していたり、こんな私じゃないはず、と現実を受け取れなかったり、現実逃避したり、全ては心の問題だからです。
ヨガは、体の柔軟性を向上させる一方で、心が広く開いていく方向にも働きかけます。「体が硬いから。」は心の問題です。体が固くて何がいけませんか?ダメと批判しているのも心の問題です。何も考えずに、今、この瞬間の自分を観てみてください。不必要な評価判断をしているのは誰でしょう?
ありのままの体に向き合って、呼吸に心を休めてみたら、アーサナを通して自分のことの全体に気づいてきます。それは、とても心が広やかで、静かで、平和になるプロセスです。
- *「zoomによるオンラインレギュラークラス」の詳細は、Junostyleのウェブサイトをご覧ください。
- *Junostyleは、全米ヨガアライアンス認定スクールです。RYT200とRYT500の両資格の取得が可能であり、ヨガから瞑想までトータルで学べるヨガスクールです。特に、陰ヨガがメインとなりますが、ヨガを通して精神や心の質を高めることに注力しています。(詳細は>>>こちら)
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若林純子
株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
若林純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/