冷え対策の陰ヨガ①〜腎を守ろう!
こんにちは。渡辺純子です。
2019年12月の陰ヨガのテーマは、「冷え対策の陰ヨガ」です。
冷えは、女性の不定愁訴の一つです。冷え性の女性は少なくありません。私も、ヨガという仕事をしていることもあり、裸足で過ごすことが多く、冬は足が冷えるなどの症状が出ることがあります。「冷えは万病のもと」と言われますし、身体が冷えることで、得なことはひとつもありません。免疫力はダウンし、血液循環が悪くなり、目の下のクマの原因となったり、肩こりや腰痛の原因にもなります。また、血液の巡りが滞ると、お肌へ栄養や水分が運ばれず、乾燥気味になることから美肌の敵にもなります。
健康の要である腎
中医学によると、腎は、生命を維持する気(き)を保存している貯蔵庫の役割をしています。従って、健康管理のためには、腎を元気にしておくことが大切です。
腎は、心身の様々な生理活動を司っています。新陳代謝、水分代謝、体温維持と調整、成長・発育、髪の健康維持、体液や尿などの調整、生殖活動を支えるなどが代表的な役割です。腎の働きが低下すると、浮腫み、排尿障害、冷え性、下痢、精力減退、ホルモン異常、更年期障害、不妊などの原因となります。いつまでも若さと元気をキープするための大事な五臓(ごぞう)となります。今月のテーマである「冷え」を予防するためにも、冬の五臓である腎を守る生活を心掛けてみてはいかがでしょうか。
質の良い「陰」を持とう!
腎を守るには、「陰」を持つライフスタイルを持つことです。簡単にいうと、「陰」とは休息を意味します。リラックスする時間を、日々の生活の中にきちんと取り入れることです。寝不足や栄養不足が長期間続くなど、慢性疲労を抱えたままの毎日は、腎の健康維持にはご法度です。
そして、もっと大切なことは、質の良い「陰」を持つことです。質の良い睡眠やリラックスタイムを持つこと、質の良い日常を暮らすことです。それは、気持ちに余裕を与え、自分らしくいられる暮らしです。
- *「今月の陰ヨガ」は、ジュノスタイル東京でお楽しみ頂けます。
渡辺純子
株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/