こんにちは。渡辺純子です。
2020年3月の陰ヨガのテーマは、「花粉症を和らげる陰ヨガ」です。

「花粉症を和らげる陰ヨガ〜呼吸を見直そう！」パート１では、肺と免疫と呼吸の身体的な関係をお話ししましたが、さらに、陰ヨギとして知っておきたいことがあります！ それは、肺に備わっている心のことです。

呼吸と”受け入れる”こと

中医学の陰陽五行説では、五臓（肝・心・脾・肺・腎の５つの内臓）が身体の健康を守っていると考えますが、心の健康もこの五臓のバランスに秘められていると考えます。肺は呼吸がその主な役割ですが、皮膚の潤いを保ったり、毛穴の開閉をして体温調節をしたり、汗を出して体内の水分調整もします。これらは身体的な役割ですが、精神的な役割としては、肺は、悲しみや憂いの感情を包括しており、変化や喪失感など人生に起こる困難や悲しみを“受け入れること“を支えてくれる強さとして存在します。シンプルにいうと、”呼吸”と”受け入れる”は繋がっているのです。

肺は、“あるがままを受け入れる力”を与えてくれる五臓です。だから、肺が弱るようなことがあると、あるがままを受け入れられなくなります。自己を受け入れる力も失ってしまいます。自分自身と親しむ力（＝メディテーション）は幸せの始まりだから、私は呼吸を大事にして生きていきたいと思っています。

五行説の心や精神のお話は、陰ヨガ指導者養成講座＜五行シリーズ＞にてお話しています。また、過去の陰ヨガ講座でも、「陰ヨガと五行のセオリー」を中心にお伝えしてきました。また、是非、五行と心のお話を深める機会を作りたいと思います。楽しみにしていてくださいね。

今月のアロマコラム「花粉症を和らげるアロマブレンド」も併せてご覧ください。

• ＊「今月の陰ヨガ」は、ジュノスタイル東京でお楽しみ頂けます。