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マインドフルネス・メディテーションと陰ヨガ

こんにちは。渡辺純子です。
メディテーションの勉強をスタートしてから、丸2年が過ぎました。フレッシュマン的な気分で始めたことも、時間が経つと確実に自分のライフスタイルの一部となり、こういうことが血となり骨となりと言うんだなと実感しているこの頃です。

メディテーションの準備となる陰ヨガ

Junostyleでも、True Nature Meditationでも、マインドフルネス・メディテーションのクラスを担当していますが、生徒さんからよく相談されることの一つに、座る姿勢についてがあります。長時間じっと座っているためには、やはり身体能力(身体の柔軟性)が必要になります。精神と身体は一つ。実は、精神へのアプローチには、身体の準備が必要だったりします。

座るための身体能力とは、股関節の柔軟性と骨盤の姿勢を指します。陰ヨガでいうと、ヒップシリーズという股関節を中心にするプラクティスがぴったりの領域です。陰ヨガは関節の柔軟性を高めるヨガですが、特に股関節や骨盤といった下半身の柔軟性アップに効果を発揮してくれるヨガです。従って、座るメディテーションの準備として、陰ヨガはとてもオススメのヨガです。


陰(いん)が持つマインドフルネスの要素

さらに、もう一つ陰ヨガがメディテーションにオススメの理由があります。それは、陰ヨガの質と特長にあります。陰ヨガのポーズは、静けさ、静止、そこにとどまる、意識を研ぎ澄ます、土台、安定、自分の軸を感じること、自分を知ることなどなど、マインドフルネスの要素がふんだんに盛り込まれています。

そもそも、ヨガは、メディテーションの準備のためのもの。だから、ただ汗をかいて筋肉を鍛えるだけのものではありません。自分の身体がどう動いているか(または止まっているか)、呼吸はどうか、アーサナの細かいところに意識を研ぎ澄ましていく行為がまさに、マインドフルネスの定義である「そこにある今に意識を行き渡らせている」のです。

精神は肉体というリアルな物体がないとアプローチすることが出来ません。だから、まずは身体を使ってマインドフルネスをわかりやすく習得していくことがヨガです。メディテーションや座禅をする時の姿勢は、ロータスポーズ(蓮華座)といってヨガのポーズの一つですし、本来の伝統的なヨガが指すところのアーサナとは、この座っているロータスのことを指しています。

陰ヨガで身体の健康と柔軟性を得て、マインドフルネス・メディテーションで精神の落ち着きと静かな集中を取り戻しませんか。

Junostyleでは、2019年1月23日(水)より、夜のクラスもスタートします。スタジオでお待ちしています。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/