中医学思想では、生まれた後のエネルギーの源（「後天の気」といいます）は、多くの部分を食べ物からとりいれていると考えられています。そのため、胃腸の消化能力を整えることをとても大切にしています。

私たちの体は自然の一部です。日本では昔から旬のものをいただく文化があるように、季節ごとの栄養を、規則正しくバランス良く食べることで、私たちの体に自然のエネルギーが取り込まれていきます。

活動するためのエネルギーの基本となるカラダ。このカラダを整えるとき、もっとも効果が高いのが食を変えることです。

１日３度の食事を、いつ、どこで、誰と、どんなふうに食べるのか。食生活を自分で選択し、マネジメントすることは、まさに自分らしいライフスタイルを整えることにつながります。

安心で安全な食材をつかって、家族のために毎日の食事をつくること。そうすることで、心身の不調が改善され、家族の健康を支えることもできます。きちんとバランスの取れた食事は、若さを保つ秘訣でもあるのです。

健やかな心身を整える食。

楽しく、おいしい食事をとることが、体だけでなく、心も潤すことにつながります。おいしいものを食べて、「おいしい！」と感じたとき、誰でも笑顔になりますよ。そうして心と体を和ませることが、また明日への活力になるのだと信じています。