夏バテを予防しよう!
こんにちは。渡辺純子です。
二十四節気でいうと、8月7日は立秋。まだまだ暑い日が続きますが、暦の上では秋の始まりとなりました。残暑が続く8月末くらいまでは、夏バテしやすい時期でもあるでしょう。皆様、体調は万全ですか。
陰陽理論を学び実践していくと、四季の移り変わりに敏感になります。そして、四季に現れる四気(4つの気の変化)に和することが健康的な日常の過ごし方なのだな、と実感します。
アクセルを外すことから始まる立秋
秋の始まりは、陰の始まりでありますが、その前に夏の収束が必要です。陽の気のはつらつとした勢いのある元気さを、優しく緩やかにしていきます。ブレーキはまだです。順序としては、アクセルを最初に外して、スピードを徐々に緩めてからブレーキを踏むのが、陰をスムーズに深めるコツだと思います。
五行説でいうと、アクセルを外す、つまり陽を緩める役割は<土の五行>です。五臓でいうと、「夏にケアしたい五臓!」と私がいつも言っている脾胃です。つまり、脾胃の健康を保つことは、無理なく健やかに秋を迎えるコツということになります。
質の良い睡眠で気を補うこと
夏バテの予防には、脾胃の健康維持はもちろんのこと、夏の時期に消耗しやすい気を補うことも忘れてはいけません。つまり、睡眠をきちんと取るということです。寝苦しい日々が続き、上手に眠れないと気の補充ができず、身体が弱ってしまいます。夏バテ防止には、質の良い睡眠を心掛けることが大切です。
中医学によく出てくる言葉で、心腎相交(しんじんそうこう)という言葉があります。心と腎の調和がなされていることを言います。心は火の五行であり、腎は水の五行です。火は陽を、水は陰を象徴します。
睡眠は、日中活動している陽が鎮まり、陰の性質を持つことで自然に行われます。心の火の要素が活動を緩め、腎の水の要素が潤いを満たすことで深く眠れるのです。
より良い睡眠をとるために、まずは脾胃で陽のアクセルを外し、腎の潤う性質で心の熱を冷まし、心身を穏やかかつ安らかにしてあげてください。
8月のzoomオンラインの陰ヨガクラスは、心地の良い眠りを誘うゆったりとした陰ヨガを行います。
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渡辺純子
株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/