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マインドフルネスなヨガをしよう!

近年、流行りのマインドフルネスという言葉。ストレス軽減、集中力アップといった日常の機能向上を目的としているものや、うつ病等の精神疾患を改善する医療の現場で実践されているものや、ヨガやメディテーションといった心を整えるものなど、その目的に応じてマインドフルネスの意味は少し違うようです。
私が学んでいるマインドフルネスは、Junotyleの理念にあるように、“自分を知るためのツール”としてのヨガやメディテーションが基礎となっています。

“自分を観察すること”

マインドフルネスは、“自分を観察すること”です。“いまに意識を行き渡らせる”という表現もクラスではよく使っています。自分と仲良くなること、自分と友達になることでもあります。観る行為のためには、まずは静かに止まることが必要ですが、ヨガの中でも、特に、陰ヨガはとてもマインドフルネスなヨガだと思います。静止してアーサナを取る様は、静けさ、落ち着き、平穏さ、安らかさを持っていて、自然な気づきのプロセスへと導いてくれるからです。

ところで、“自分”とは一体何でしょう?どこにいるのでしょう?
心も自分ですし、身体も自分です。呼吸や、今行っている行為も自分です。つまり、いま、この瞬間の自分と自分を取り巻く現象や状況を把握していること、知っていることを指します。それも、思考がつくり出す独りよがりな先入観や固定観念を挟むことなく、そこの存在するあるがままを把握することです。
実践としては、ヨガではアーサナを取る過程の身体の動きや感覚に意識を研ぎ澄まします。メディテーションをする際は、呼吸をしているその行為に意識を置いて座ります。

学校でも、職場でも、ゴールを決めて、それを達成することを成長とみなしますが、マインドフルネスの世界は違います。ゴールを追わず、シンプルに観察することをします。残念なことに、結果やゴールを自ら取りに行けば行くほどマインドフルネスな状態は遠ざかっていきます。逆に、向こうからやってくるのを待つのです。ゴールのない旅をしてみましょう。

心と身体が硬いままでは見えてこない陰ヨガの意味

「マインドフルネスは、効果あるの?」と、思われる人もいるでしょう。それは、ある程度、静かに落ち着いて座り続けることができないと見えてきません。陰ヨガの良さや効果を感じるためには、ある程度身体の柔軟性がないと分からないのと一緒です。
私の経験上、陰ヨガを諦めて「好きじゃない。」と結論づける方は、身体がカチカチな方が多いです。心が落ち着かず、静寂さを持ってアーサナを保つことができない人も同じです。心と身体が硬いままでは見えてこない世界があるのです。従って、理論だけを学んでも、実際に身体で感じていくことでしかその意味に触れることができません。
メディテーションも同じです。メディテーションは頭で学ぶものと思っている方も多いですが、実際、“座る”という身体で行う練習が必須となります。もちろん、練習を間違えないための基礎知識は必要ですが、それ以上に身体で行う経験が大切なのです。

“いま、ここに在ること“のシンプルさ

何故、身体での経験が必要なのか。何故なら、マインドフルネスとは、“いま、ここに在ること“が必須だからです。思考は、過去や未来にタイムスリップし、実際にいまそこで起こっていない物語をつくります。100%ピュアな”いま“を体感できるのは、今リアルにここに在る身体(呼吸を含む)だけだからです。
いま、ここに在る自分を素直にシンプルに観察しましょう。無駄な思考もやめましょう!アライメントなど正しいアーサナの取り方を理解したら、後は身体で体験することに意識を向けましょう。じんわりするところはどこか。呼吸はどうなっているか、身体の感覚はどうか、感情や気分はどうか、などなど、“自分“に起っていることを観察してみましょう。
何度も言いますが、思考を介さずに、です。

渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/