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2015年8月の陰ヨガ:陰ヨガで夏の肥満予防

Junostyleでは、毎月テーマに沿って陰ヨガをご紹介しています。
「今月の陰ヨガ」8月のテーマは、「夏の肥満予防」です。

ヨガをやる方の多くは、痩せるためのダイエット目的でスタートする人が多いです。運動をすることで脂肪を燃焼し痩せることは可能ですが、一方で燃焼するためのエネルギーを蓄えることを忘れてはいけません。蓄える概念「陰」と消費する概念「陽」の法則です。

蓄える概念=「陰」

中医学では、身体の全ての機能は、「気」で行われると考えます。つまり、しっかり食べるということは、健康な体をつくるために大切なことなのです。食べて栄養を取り入れることで、「気」が生成されて脂肪を燃焼するエネルギーを充分に蓄えることができます。「気」の蓄えがないと代謝力が低下して、逆に長期的には太る体質をつくることになってしまいます。「気」は主要な内臓に蓄えられて、必要なときに消費されます。


陰ヨガが肥満改善に役立つワケ

陰ヨガは、体を静止して行う性質から、特定の経絡と内臓に働きかけて自然治癒力を高める効果が期待できます。内臓に「気」を補充する働きを助けます。現代人の多くは、ストレスなどにより気虚(気の不足)になっている場合が多く、新陳代謝が低下し、デトックス能力や脂肪燃焼能力が低下しています。代謝活動を支えるのは「気」です。つまり、ダイエットの基本は、活動の源である「気」を内臓に蓄積させることなのです。

夏は、暑さと湿気で内臓の中でも脾や胃がダメージを受けやすい時期です。栄養を吸収し、「気」に運化する役割を担う消化器系をとても大事にしたい季節です。

渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
現在、シンガポール在住。全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/