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余白を持つこと

こんにちは。
ジュノスタイルの若林純子です。

2024年1月のテーマは「余白」についてです。陰ヨガを続けることで培われる余白は、瞑想においても同じことを感じられると思いますが、余白といって皆さんはどんなことを思いますか?

生活において余白があることで、豊かさが増すと感じます。余白のない過度なスピードに追われる毎日は、心がすり減ることも多そうです。忙しいことは、ある意味素晴らしいこととは思いますが、“忙しい在り方”は注意する必要があります。

忙殺されて心を失っているときは、目の前で起きている物事を歪んで解釈して決断を間違えたり、感情的になって適切ではない態度を取ってしまったり、何か正気ではないことが起きやすいのではないでしょうか。ヨガや瞑想を教える指導者も、リーダーや人の上に立つ人も、子育て中のママやパパも、忙しくなりがちな年末年始にご自身の在り方を見直してみるのもいいかと思います。

毎日のリセットの時間が余白をつくる

私にとって、マインドフルネス瞑想の時間とお風呂の時間がリセットの時間です。
陰陽ともにヨガもリセットの一部ではありますが、本格的なリセットとは“身体が静かに止まること”が不可欠ではないかと思います。ここでお話ししているリセットとは、心に対するアプローチが欠かせないからです。心を真っ直ぐ素直に見つめるためには、心身ともに静寂さを持つことが必須なのです。

マインドフルネス瞑想の時間は、自分の心(思考)を100%休ませることをします。頭に浮かぶ様々な事柄を手放すことで思考の連鎖を終わらせます。感情も同じです。すると、そこに余白が生まれます。瞑想のクラスでは、この余白のことを「空間」とか「スペース」と説明することもあります。この余白が培われることで、静けさと穏やかさ、さらには気づきや創造性を発見することができるようになります。

ちなみに、お風呂では、静かに呼吸をしながら頭の中を空っぽにします。特に、寒い冬は、温かいお湯を体で感じながらリラックスします。体を通して自分の存在に意識を向けて、マインドをフルに行き渡らせます。

すると、時々、新しいアイディアが出てきたり、悶々としていた気分がどこかに行ったりと、前進するエネルギーに変わっていることも多々あります。リセットの時間は後退ではなく、大きな前進の要素を含んでいることは、マインドフルネスを実践している人なら理解して頂けると思います。

余白は可能性

1枚の白い紙があると想像してみてください。たくさんの余白があります。その余白は、可能性でもあります。不安、焦り、恐れなどが根本にあると、私たちは、安心が欲しいがために、自分流の決めつけた思考、感情、妄想などで、その余白に色々なものを書き足し、紙一面を真っ黒にしたがります。瞑想の哲学によると、これが心(自我)の性質だそうです。

従って、自分の心の焦りに気がついた時には、手放す力を持ち合わせておくことは大切です。書き殴ることを手放して、焦りや不安でいっぱいの心をリセット!余白を埋めないようにしましょう。これが、マインドフルネス瞑想を習慣にすることをお勧めする所以です。心には、いつも豊かさに繋がる余白を持っておきたいのです。

余白なく毎日を忙しさで詰め込みすぎている人は、もしかしたら、ご自身の様々な可能性を潰してしまっているかもしれません。可能性のない人生は面白くないでしょうから、何かしらの喜びや満ち足りたものを心の奥底から感じられていないかもしれません。そんな方には、マインドフルネス瞑想をおすすめします。

まずは、静かに座ってみて、ご自身の心にどれだけの余白があるか見てみましょう。

  • *Junostyleは、全米ヨガアライアンス認定スクールです。RYT200とRYT500の両資格の取得が可能であり、ヨガから瞑想までトータルで学べるヨガスクールです。特に、陰ヨガがメインとなりますが、ヨガを通して精神や心の質を高めることに注力しています。(詳細は>>>こちら
  • *過去のワークショップを一定期間視聴できます。見逃した方、まとめて学習やプラクティスをしたい方におすすめです。詳細等は、オンデマンド〈見逃し配信〉をご覧ください。

若林純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
若林純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/