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むくみに負けない体をつくろう!

こんにちは。渡辺純子です。

2017年6月の陰ヨガのテーマは、「むくみに負けない体をつくろう」です。

むくみの原因は様々ですが、梅雨の時期というと湿度が高いことから消化器の不調からくるものが多いのではないでしょうか。五行説をもとにした中医学では、消化器の調子を整えることが、健康の土台づくりと考えます。だから、暑さと湿気が旺盛になる夏の前の梅雨の時期からこの土台を整えておくことが大切です。消化器=脾・胃は土の五行です。土は大地にあたり、私たちが生きている基盤というわけです。

消化器の調子は口にでます

人の体の調子は、顔を観察するとよくわかります。どの五臓(肝・心・脾・肺・腎)が調子を崩しているのかが、顔の表情や状態を観ることでわかるのです。むくみは一般的に、水分代謝を司っている脾と腎の不調が関係していますが、季節を考えると、この時期は、消化器である脾に焦点を当ててむくみ改善を計るのがよいでしょう。消化器の調子は口にでます。口内炎、口角が切れるなどの口角炎、唇がカサカサしたり白っぽかったり、口の周りに吹き出物ができたりなどの症状が出ていませんか?もし、当てはまる症状があるなら、胃熱が発生していたり、胃の粘膜が荒れているなどの消化器の不調が疑われます。胃を休ませるようにしましょう。


お顔のたるみ、しわが気になりませんか?

お顔のたるみは、加齢とともに低下する消化機能と腎の保湿力が原因です。五行でみると、お肌の張りや脂肪の状態は脾の健康と関係しています。つまり、消化機能の衰えは、栄養を十分に吸収できなくなることから、筋肉が衰えて、皮下脂肪や肌がたるむことで起きます。腎は潤い(陰の動作)をキープする役割をしていますが、そもそも消化器が十分に活動して気をつくることができないと、腎が機能するためのパワー不足となり、いわゆる老化減少が顔に出てしまいます。
また、しわが出来るのは、同じく加齢による腎の潤い機能の不足。消化器の栄養吸収力をパワーアップさせておくことが必須です。お顔の美のためにも、この時期むくみを改善しておくことは大切ですね。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/