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陰ヨガのツイストを極めよう!

こんにちは。渡辺純子です。

2017年10月の陰ヨガのテーマは、「陰ヨガのツイストを極めよう!」です。

ツイストは、背骨をひねっているだけに見えるポーズですが、しっかりカラダの奥から骨を開いて行おうとすると、身体全体の柔軟性を要します。
股関節、内股、腰、お尻、そして肋骨・・・上半身のみならず、下半身の柔軟度も関係してきます。お尻が硬いと膝が床に近づかないですし、肋骨が下半身の動きにリンクしてくれないと、下半身を横に倒したときに肩がぐぐっと床から上がってしまいます。

最近、陰ヨガのレッスンをしていると気づくことは、肋骨が硬い方が多いことです。ツイストルートをすると肩が床からあがってしまい、ピラミッドをすると首を上げられない、腕に力が必要以上に入るなど、“気持ちいい”というよりは、“苦しい”様子になってしまう方です。理由は、はっきりはわかりませんが、恐らく、腰の柔軟性ばかりを使ってヨガのポーズをとるのが癖になっていて、肋骨部分を全く使っていないのかもしれません。または、忙しさの中で思考が止まらず、気が背中の上部に集中して巡らないのかもしれません。

肋骨が自由に動かないと、ねじりのポーズをしたときに、肋骨が終わるところ、つまり腰でくるんと捻ることになり、腰を痛める原因にもなります。また、何よりもきっと呼吸が深く行われていない可能性があります。物理的にまず呼吸を行うのは肺です。その肺は、肋骨の中に守られているので、肋骨がカチカチになっていたら肺が動きにくいのは想像がつくでしょう。

陰ヨガは、骨を開くヨガ。全ての動きの可動域をカラダの底から拡げる基礎となる要素を多いに含んだヨガです。つまり、ツイストと一言で言っても、カラダ全体の骨のバランスを追求していくポーズになります。
秋は、呼吸を見直す季節でもあります。ツイストを使って、胸を拡げて自然に深い呼吸ができるようにプラクティスしていきましょう。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/