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陰ヨガで行うディープリラクゼーション

こんにちは。渡辺純子です。

2017年4月の陰ヨガのテーマは、「陰ヨガで行うディープリラクゼーション」です。

陽は陰によって生かされる

陰陽論の源である易経(えききょう)は、時間(とき)について語っています。人生の歩み方や仕事の仕方などの教訓として、易経を読んで学んでいる人も多いようです。また、易は正統な占いとしても発展しています。時間は変化して止まないという前提から、現在の時勢を読み、従い、しかるべき行動を取ることで、物事が最適に進んでいくと教えてくれます。

時の変化は、陰と陽の転換で表されます。陽は、積極性、活動、拡大、明確、前進などを表し、逆に、陰は、従う、受け入れる、補充、蓄積、消極性を指します。
陰ヨガは、この理論をもとに作られたヨガです。だから、ポーズの性質や陰ヨガから得られるエネルギー感、気づきのもとになる哲学は、この易の陰陽から逸脱はしません。従って、私は、陰の役割を深く吟味できる陰ヨガプラクティスをしています。

“深いリラクゼーション”がそのひとつです。


「働き方改革」は生き方の改革

最近、国会でも審議されている通り、「働き方改革」が問われています。それは、自分のライフスタイルや人生の歩み方を見直すことでもあります。朝、目覚めたとき、疲労感を引きずりながら1日をスタートするのは、不健康であるという以前に、生き方に問題があるように思います。十分に睡眠(休憩)を取ること(=陰の働き)で、元気に活動(=陽の行動)できる心身が準備できます。

だから、日々のライフスタイルに、“陰の要素=深いリラクゼーション”を取り入れることはとても大事です。忙しい現代人は、“休むこと=さぼっている“と勘違いしている人も多いようですが、リラックスができる人は、逆に行動もできる人。落ち着くべき時に心身を静かにできる人は、絶好のタイミングで大きなジャンプができる人なのです。何故なら、陰が陽を動かすからです。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/