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夏のかぼちゃの話と食生活への意識

こんにちは。
ジュノスタイルの若林純子です。

久々のキッチンコラムです。何年ぶりでしょうか。
以前もかぼちゃを題材にしたコラム『むくみと冷えに栄養満点のかぼちゃ』を投稿しましたが、久々の今回も夏に美味しいかぼちゃから始まって食生活への意識について書きたいと思います。

私は、夏にかぼちゃをよく食べます。煮たり、素揚げや天ぷらにしたり、サラダにしたり、カレーに添えたり。それらに、ちょっとしたバリエーションを加えるだけで、レシピは無限大になります。

土の五行のかぼちゃ

五行的にみると、かぼちゃは土の五行、つまり消化器にGoodです。夏の暑さと湿度にやられがちな胃を回復してくれます。黄色の食べ物は、土の五行の色でもあります。甘みも土の五行の特徴です。疲労回復と滋養を促し、胃腸の吸収力を高めてくれる、胃に優しい野菜なのです。実際に、かぼちゃを食べると内臓が落ちつく気がします。

夏バテ解消に良く、健康の土台づくりの役割を担う土の五行らしい夏の野菜です。ビタミンEも豊富で、血行を促進して、冷えも改善してくれるとか。周りに聞くと、夏の冷えに悩んでいる方も少なくありません。特に、女性の場合、冷えは要注意ですから、体を温める生姜と合わせてかぼちゃを調理するといいかと思います。

食生活の意識を変えるヨガ

ヨガを日常的にプラクティスされる方は、食事に気をつけている人が多いように思います。時に、ベジタリアンやヴィーガンなどストイックに食事のコントロールをされる方もいますが、方法や強度はどうであれ、“健康であろう”という意識が働くようです。

私もその一人。アーサナを行うことで、自身の体への意識が高まり、常に健康でいたい(若々しくいたい!)という気持ちが大きくなりました。嬉しいことに、食事の質が変わったと感じるのは、2020年に新潟に移住してきてから。コロナ禍の影響もありますが、自炊の機会が自然と増えたことで、新鮮な野菜や果物、肉・魚などが気軽に手に入る田舎の良さを生かしています。都会よりスローなライフスタイルを送っていることも、自炊をしたくなる気持ちに拍車をかけている気がします。最初は驚きましたが、お庭や畑で野菜を育てている方も多く、お友達から朝採れ野菜を頂く機会が多いのも、今の私の日常です。

ヨガは、食事だけでなく、暮らしの中の色々な場面で、「意識改革」を起こしてくれます。自分自身に丁寧に向き合うその時間は、自分の体の声を聞き、思いやりを育くむ時間でもあるからです。自分に対する思いやりの心は、日々の暮らしを良いものにしてくれます。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle〜自分らしい自然なライフスタイルを探す旅〜というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
日本漢方養生学協会による漢方養生指導士(漢方スタイリスト)及び薬膳アドバイザー。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/