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静寂さの先に待っているもの

こんにちは。渡辺純子です。

『水の五行と陰ヨガとその神秘』からの続きのコラムです。

今こそ、自分の心にきちんと向き合おう

ヨガの経典と言われるヨガスートラによると、ヨガは心にきちんと向き合うことをするプロセスです。アーサナ(ポーズ)をすることで身体に向き合い、(特に陰ヨガは)自分の中の静けさに出会う作業をします。そうして落ち着きを払った身体は、心に静寂さをもたらし、自分の心の状態を真っ直ぐ見つめられるようにしてくれます。

陰陽五行説でいうと、水の五行、つまり腎がこの落ち着いた心身を実現してくれます。心に関係するものは火の五行である心が司っているものの、冷ます性質を持つ腎の働きなしでは、静寂さや地に足の付いたグラウンディングの質は得られません。
陰ヨガは、腎へアプローチする最も落ち着いたヨガだと思います。静かに止まり、内観し、心身に静けさを与えて、鎮まることを教えてくれます。陰ヨガを続けている方なら体感されていることです。

落ち着きと静寂さの先に待っているものは、何だと思いますか?

小さな気づきです。気づきは人に厚みをもたらします。五感を研ぎ澄まし、日々の何気ないシンプルなことにも気づいてみてください。様々な経験の気づきは、洞察力や直感力を育て、人を育てます。目に見えるものだけではなくて、その裏に隠れている本質を観ることができます。陰ヨガは、そんな気づきのスタートとなります。だから、ライフスタイルをより良いものにするために大事にしたいヨガなのです。

変化の時は立ち止まるチャンス

コロナ禍において、きっと多くの人が変化を余儀なくされたと思います。私の日常も変わりました。仕事というアウトプットの量を減らして、この1年半は勉強や知識の蓄積など、ほとんどの時間をインプットに費やしています。
変化の時は、一度立ち止まり、内側を見つめ直すチャンスでもあると思います。周りの流れにそのまま流されたり、過度に苛立ったり、不安定になったりせずに、どの方向に歩いて行くべきなのかをしっかり見つめるべきだと思います。腎は、何事にも煩わされず、その“志”を維持する力でもあります。

私は、このコロナ禍において、自分の内側を見つめる作業をずっとしてきました。まだまだこの状況は続くと思いますが、ちょっとした感情の変化もありました。2〜3年後に成し遂げたい新しいお仕事の目標も出来ました。 そして、何よりも大きいのは、今、目の前に広がる日々の何気ない生活の1コマに、何かしらの意味を見出したことです。何か特別なものを手に入れたわけではなく、それは自分の内側から自然に発見された感覚です。

長年続けてきた陰ヨガの神秘は、まだまだ続くようです。逆に、長く継続してきたからこそ感じる質なのだと思います。おそらく、ずっとずっと死ぬ時まで続くプロセスなのだと思います。

季節の陰ヨガシリーズ「冬の陰ヨガ〜水の五行と“志”を司る腎の気」を開催します。是非、ご参加ください。

渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/