<健康への配慮は自分へのやさしさ>
秋分を過ぎて、過ごしやすい季節に入りました。半袖で寝ていると朝は少し肌寒いので、長袖に変えました。さらに、タオルケットだけだった掛け布団を、もう1枚増やしました。
暑さが和らぎ、秋へと向かうこの季節が今年は、落ち着きをはらっていて、何だか心地いいです。
一方で、夏の疲れが出てしまっているのか、先週から胃の調子がイマイチです。食べることは大好きなので、美味しいものはたくさん食べたいのですが、少し注意をしないと胃が若干もたれる感覚があります。本格的な不調ではないものの、気をつけてあげたい雰囲気です。本格的な夏バテは、夏の終わりにやってくると言います。秋に差し掛かった今こそ、消化器の養生は最優先ですね。
消化器は、土の五行に属します。土の五行は、大地の性質があることから、心身の健康の土台になります。体は食べ物からできていますから、食事の内容もさることながら、食べ物を栄養に変える機能を正常に保っておく必要があります。つまり、消化器を元気にしておくことが大事なのです。
秋は、気を発散する体のモードから、気を溜めるモードへのシフトチェンジの時です。夏の養生に「冷たいものを飲み過ぎない。」というのがあったかと思いますが、体が冷えると、気を溜める力が低下します。気が溜められないと、熱も作り出せず、冬の主な不調である「冷え」に繫がる可能性があります。
現在、胃の調子が良くない方は、冷たい飲み物が原因である場合もあるので、規則正しい食事はもちろんのこと(特に、夜寝る前に食べるのは良くないです!)、生姜など温める食材を意識して食するといいかと思います。薬膳など中医学(五行説)をベースにした食材を掲載している本は、書店や図書館にたくさんありますので参考にされるといいかと思います。
体の不調は、一つのサインです。「あれ?おかしいな。」と思った時が、改善のチャンスです。「わかってるんだけどね〜。」という言い訳は、“わかってない人”がいうセリフ。または無関心であるとも言います。ご自身の体に対して、やさしい対応ではありません。自分自身を大事にしてください。
健康な人なら2〜3日養生したら健康体に戻るでしょうから、休肝日みたいなイメージで、消化器を休ませることをしてあげてください。
秋、つまり陰の季節のスタートに消化器を整えて起きたいもう一つの理由は、“陽の クロージング“です。夏に行っていた陰ヨガクラスのテーマにもしていましたが、アクセルを外す作業のことです。最終的にしっかり踏みたいブレーキが水の五行だとしたら、アクセルを外す作業は土の五行です。陽から陰へのスムーズな転換には、陽を減少させる必要があります。陽は、いつも元気いっぱいに進む性質を持っていますから、陽を落ち着かせてあげることから始めるのが効率的というわけです。
土の五行に属する五臓(脾胃)を万全にしておかないと、アクセルが上手に外せないので、これからの陰の季節に入る前の準備を怠らないでください。
“やるべき時に、やるべきことを、やること。”
これは、陰陽論の極意です。時を間違えないことです。これは、生き方やあり方にも繋がってくるとことですが、まずは、目の前にある自身の健康維持のために、何をいつ行うかを理解することです。
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- *Junostyleは、全米ヨガアライアンス認定スクールです。RYT200とRYT500の両資格の取得が可能であり、ヨガから瞑想までトータルで学べるヨガスクールです。特に、陰ヨガがメインとなりますが、ヨガを通して精神や心の質を高めることに注力しています。(詳細は>>>こちら)
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若林純子
株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
若林純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/