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むくみを改善する陰ヨガ

むくみを改善する陰ヨガ

こんにちは。渡辺純子です。

2019年6月の陰ヨガのテーマは、「むくみを改善する陰ヨガ」です。

日本の6月は、梅雨の季節です。湿り気が増し、夏に向かって暑さも段々と気になってくる頃です。湿気と暑さなど気候の変化は、私たちの身体に影響がゼロではありません。健康な内臓を維持できず、不定愁訴が慢性的になっている人も少なくありません。特に、この梅雨の季節に、むくみやリウマチに悩まされる方もいるでしょう。

まずは、消化器を整えよう!

暑さによってまずダメージを受けやすい内臓は、消化器です。消化活動が弱ると、栄養を作ることができず、健康の土台が根っこから揺らいでしまいます。中医学でいうと、「脾胃(ひい)」にあたります。脾は「土の五行(つちのごぎょう)」に属していて、大地を表現します。大地は基礎・基盤を象徴していて、健康と美の維持のために、まずはしっかり整えたい部分となります。脾胃が消化不良などを起こし不調になると、この時期はむくみが発生することが多いです。疲れやストレスによって直ぐむくむタイプの方は、出来るだけ水はけの良い身体を維持するのがこの季節の養生となります。私もその一人です。だから、梅雨が始まる前に、巡りを良くして利尿作用を促すことを意識して日々を過ごしています。

不定愁訴に陰ヨガ

陰ヨガは、頭痛、生理痛、便秘、肩こり、むくみ、冷えなどの不定愁訴の改善にとても役に立ちます。日常に陰ヨガを取り入れることによって、健やかな日々を送ることができます。中医学では、十分な気血が身体にあり、巡りが正常である時に健康であると考えます。現代人は、食事と睡眠がアンバランスな方が多く、気血が十分に補充されていない上に、ストレスなどで巡りも悪い方が多いのではないでしょうか。これらは、リラックスした時にある程度解決することでもあります。陰ヨガはリラックスするだけでなく、さらに深い部分にアプローチして気の巡りを起こせる柔軟性をアップしてくれます。むくみで悩んでいる方は、是非、陰ヨガをトライしてみてください。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/