Junostyleでは、瞑想講座に参加者さんが継続してプラクティスできるよう、不定期ではありますが、週に1〜2回程度で練習会を朝の時間に設けています。
先日のお話です。瞑想の練習会の際に、参加者さんの姿勢が気になって、アドバイスさせて頂きました。座る瞑想を行う上で、姿勢はとても大切なポイントになります。
座る瞑想は、まず、何はともあれ良い姿勢からなのです。
瞑想というと、”頭で行うもの”と誤解されがちですが、心や精神に対してアプローチする際には何であれ、この肉体を通して行う必要があります。だから、この肉体、つまり身体のあり方が適切であることが大切です。
普段からヨガを日常にしている方々はあまり問題ではないかも知れませんが、多くの人は、腰が痛くなったり、股関節の柔軟性が足りなかったり、色々な身体的な困難がある場合が少なくないです。座っていたら段々と慣れてくることもありますが、瞑想中は身体に対する直接的なアプローチができないので、身体が硬い方は、別途、ヨガやストレッチなども習慣にされるといいかと思います。
何故、姿勢が大切かというと、わかりやすい例を上げれば、猫背になっていると精神的にも塞がる方向にいくからです。心を開くために行うのが瞑想ですから、胸を開いて、呼吸が無理なくできる体制が不可欠です。
背骨がきちんと立ち上がっているかどうか、という言い方もできるでしょう。付け加えると、土台は骨盤なので、股関節の柔軟性も必要になります。・・・と、ここまで書いていると、陰ヨガが座る瞑想の下半身の準備としては、いいヨガが気がしますね(^^)
また、姿勢が悪く、気が塞がってくると、思考も落ち着かなくなってきます。全体的に静寂さを培うのが難しくなります。
さらに、瞑想が進んでくると、空間の感覚が大切になってきます。透明な感覚もそこには存在すると思いますが、姿勢が悪いと広い空間を感じるどころか、狭い息苦しい間しか無くなってしまいます。
つまり、本当に、良い姿勢で瞑想することが大切なのです。良い姿勢を保てる身体の強さと柔軟性が必要ということです。私は、ヨガを軸に瞑想をしていますが、瞑想を軸に身体の健康を整える毎日を送る視点を持つのもいいかもしれませんね。
さあ、姿勢良く座ってみましょう!
ご無沙汰の人も、またいつでも再開できますから。もう無理だと思わずに、プチ再開してみてくださいね。
*写真は、True Nature Meditation主催の瞑想リトリート@加賀温泉にてDavid Nichtern先生&サンガの仲間たちと。



