瞑想を教えているといつも思うことです。瞑想を続けていくのはとても難しいということ。
もちろん、中には、すんなりライフスタイルの中に取り込んでいる人もいれば、なかなか習慣にならない人もいます。
そこには、
面倒臭い
といった感覚がついているからです、きっと。
日常の中のありとあらゆるコトやモノを・・・家事でも、料理でも、勉強でも、片付けでも・・・面倒と思いながらも、マインドフルにやってみてください。「今」にいると”面倒臭い”が減ってきます。これ、不思議なのですが、私はお掃除をこれで克服しました。
日常をきちんとやりたい。
自然とそう思えてくるのです。
面倒臭いというその感情は、どこかに押しやる必要はありません。その気持ちと一緒にいながら、掃除したり、皿洗いをしてみてください。ポストメディテーションの中の「今」にいる練習と思うと、瞑想が進んでいる気にもなります(笑!
私は、割とすんなり瞑想が生活に入り込んできたタイプです。ヨガの延長という意識づけだったこともあるのかもしれません。瞑想のある生活が普通になりました。何かを得るために瞑想をすると、そのプロセスが面倒になります。結果が出ないと、さらに面倒になりますし、ついにはドロップアウトします。
瞑想が続かない人の特徴に、”考えすぎ”というのがあると感じます。「こうだからこう、ああだからこう。」と何かを決めつけて安心しようとしているようにも見えます。その雑念を捨て去り、自由になることが大事なのです。そのプロセスを進めてくれるのが、考えが浮かんだから、ポイッと手放すマインドフルネス瞑想です。あーだこーだ考えずに、お風呂に入るみたいに、歯を磨くみたいに、時間になったら座ればいいのです。
私は、仏教と同様に、陰陽思想(易経)を哲学または終身の書として人生に取り入れていますが、陰陽の相対の観点から見ると、静かに座れない、静寂になれないということは、その人の陽は輝きを失っていると解釈しています。陰が深い分だけ、陽が輝きます。陽が素晴らしいということは、陰もそこにしっかり実在しているということです。
だから、静寂さを持つことは、自分を輝かせる最初の一歩なのです。コインの裏表のように、必ず陰陽が一対になっています。そのことを理解したらい、きっと瞑想は続けられると思います。