新潟にて、月2回、金曜日の夕方に陰ヨガを教えています。3名の女性のスモールグループです。皆さん、ヨガは初めてなのですが、陰ヨガが好きになってくれてとても楽しいクラスです。
振り返ってみると、私、初心者さんを教える機会って今までそれほどないのです。もちろん、東京八丁堀でスタジオをしていた時にも、初心者さんがいらしたりして賑やかでしたが、生徒さんの9割以上が講師養成講座を受けた人だったり、それくらいの上級者さんだったりします。
当然ながら、初心者さんはゼロからのスタートです。びっくりするほどゼロから始めることも(笑。そんな時、その生徒さんの目線に立ってアドバイスできる知識とスキルがないと教えることはできません。初心者さんがを教えることは、実は一番難しいです。先生の力量がかなり問われます。
この金曜の初心者クラスは、私を初心に返してくれるクラス。自分のヨガのティーチングをもう一度ゼロから見直すいい機会となっています。時が変われば、環境も変わるし、人も変わるし、色々変わります。その変化に合わせて、自分も変わらないと、と思うのです。
ヨガでもなんでも、一度学んだから終わりということはないです。時に学び直したり、次のフェーズに進んだらそのフェーズにあった学びの仕方を取り入れる必要もあるし、当然プラクティスを常に行うことは大切ですね。学びは継続すればするほど面白い。古くなって時代遅れになることはなく、いつも新しい発見があるから楽しいです。
ヨガを教えている先生は、きっとこの気持ちわかってくれると思います。
皆さんどうですか?
もし、”もう、新しい発見がない”という状態だったら、学びの方向性ややり方が間違っているかも。
または、
心が動いてないのかも。
素直さが欠けているのかも。
きちんと向き合ってないのかも。
五感を開いて、アーサナをもう一度感じてみてください。見た目は同じ姿でも、同じポーズは絶対にないですから。毎週同じスタジオで、同じ時間にティーチングしているクラスでも、同じクラスは二度と戻ってこないですから。一期一会。その時、その場のクラスやプラクティスを大事にしてくださいね。その深みを理解するためには、素直さが大切です。
素直になること。簡単そうで実は難しいと思います。心の装飾品を脱ぎ捨てて、丸っと素直になることは大人にはなんだか難しい。でも、それを実現した大人は、いつも笑顔で幸せでいる気がします。