私は、陰陽の真髄を学びたくて6年前から易学を習っています。東京にいる頃は、表参道にある先生のお教室に通っていましたが、コロナ禍zoomで講義を受けています。
先日、先生が言っていたことで、心に引っかかったことがありました。
100%先生の言葉を再現するのは難しいのですが、私が感じた内容を要約するとこんな感じ。
易の学びを深めるのに、都会に住んでいてはなかなか難しい。
自然を感じながら日々を過ごすことで、易が伝えていることがわかってくるのではないか。
この言葉が、ずっと私の中に残っています。今後の生き方にも繋がってくる大事なテーマだなと思いました。
このブログでもよくお話ししている「天地人」を考えると、今(天)の自分を最も生かして(人)あげられる場所(地)はどこなのだろう?と。
新潟に来てから、春夏秋冬を以前より感じてるなという実感があります。陰ヨガの講座の題材に、「春の陰ヨガ」など季節の陰ヨガを『黄帝内経』に書かれていることをテーマにしたり、陰陽五行説をもとにしている中医学の未病の捉え方をテーマにしたりしていますが、ここ2〜3年行っているこれらの講座のテーマに対して、リアル感が以前より増している気がしていたのです。
新潟は、日常生活の中で四季を感じる機会が多いなと思います。
中でもわかりやすいのが、田んぼ。
新潟はどこに行っても田んぼだらけ。というのが私が最初に感じた衝撃です(笑!
ゴールデンウィークあたりになると、苗が植えられて田んぼは一面黄緑色になります。その前からお話しすると、田んぼに水が引かれます。夕暮れ時の太陽の光がキラキラと当たる田んぼが、これまた綺麗なんですよー。そろそろ植える時期なんだな、って感じます。
植えられた苗はすくすくと大きくなって、琥珀色の稲穂になります。そして、早いところだと8月末くらいから収穫されて、ハゲちょびん!!
耕運機で稲刈りしている側には、白い鳥がたくさん集まっていることが多くて、人と鳥と自然とが混じり合ったこの風景が、ほのぼのしてていい風景なんです。
そして、最後、冬は雪に覆われます。
何でもないことなのだけど、不思議なのは、
毎年同じものを見てるのに、全然飽きないのは何故だろう?
ということ。
その答えはすぐには出ないけれど、熟考する価値があるテーマだと思います。ただ、自然にそこに存在するものだからでしょうか。私の生活の中に毎年やってくる、この田んぼの春夏秋冬の風景は、何か大事なものを教えてくれている気がしています。