アーサナは動く瞑想

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4月の中旬くらいにいくとぴあ食花で咲いていたチューリップ。風にそよそよと揺れているチューリップを見ていると、心がほっとしてきて平和を感じます。ヨガも、そんなほっとするpeacefulなヨガをしたい!といつも思っています。

ヨガは、陰ヨガ陽ヨガに限らず、アーサナというポーズを通して進めるモノです。
私は、いつも動く瞑想だと思いながら、アーサナを指導しています。

アーサナは体を整えていく作業です。エネルギーの流れを調和して、健康的な体をつくるプラクティスです。

皆さんの体のエネルギーはバランスしていますか?

睡眠不足や心のストレスによって体が硬くなり、エネルギーの流れが悪くなっていませんか?

アーサナは動きを伴うもの。その動きに気づいていくことで、さまざまな煩悩をどんどん取っていきましょうという作業です。
動きを通して、体を柔軟にし、体に対する意識が高まってくると色々なことに気がつきます。健康の状態に気をつけるようになったり、呼吸の動向にも気がつきます。気づいたことが正しく機能すると健康な体へと変わっていきます。

しかし、正しく機能しなかった場合はどうでしょう?
自我がどんどん強くなります。だから、実は、アーサナばかりに熱心に執着していると、自我がどんどん強化されてしまうのです。「私は、〇〇ヨガが好き。だから、このヨガしかしない。」「このヨガがあるから大丈夫」「この先生について行けば大丈夫。」といったようなある種の依存傾向とも言える状態が気がつかないうちに増殖してきます。過去には、自分の教えている流派以外のヨガをディスる先生もいましたが、まさに自我マニアになっちゃってます。

ヨガとは、”繋がる”という意味ですが、依存することとは違います。むしろ調和へと導いていきます。陰陽の調和のように、心と体がバランスしたり、自分と社会(家族や職場など)の関係が調和したりして、寛容な心を育んでいくものであるはずです。
つまり、体を使うアーサナですが、心を育てるプラクティスでもあるのです。逆に心を育てないアーサナは、心をどんどん狭く醜いものにしく危険があります。

瞑想とは心を育てるプロセスのことですが、
そうすると、

アーサナは動く瞑想

と言えます。

是非、心を同時に育てるヨガのアーサナをしてください。

*陰ヨガは動きはないよね、と思われている方へ、次のブログで語りたいと思います。少しお待ちください。

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