今月のテーマは『五月病とストレスの緩和』です。
GWが開けると、いつも朝に読んでいる新聞社のデジタル記事に、「五月病」についての記事がいくつか出ていました。GW明けになると、子供も含めて不調になる人たちが多いそうです。
残念ながら、この世の中からストレスというものはなくならない。何か物事をやろうとすれば困難が生じたり、心がグッと反応をすることだって少なくありません。昨日も駅前を歩いていたら、すれ違い様に一人の女性とぶつかってしまいました。私はとっさに「すいません。」と言ったのですが、無口で不機嫌な顔をされて不快になりました。私が悪かったのだろうか???疑問が残る場面でしたが、日常によくある光景ですね。ストレスになります。
昨日のzoomのオンライン陰ヨガクラスでは、ヨギの視点からのストレスの捉え方を少しお話ししました。ヨガや瞑想の哲学からの視点のお話しです。
私たちヨギの視点から言うと、ストレスという外側の要因を無くすとか、排除することではなく、それに対しての関係性をちゃんとつくることなのです。
それは、ストレスに反応する心を無視することでもなく、ストレスをただ無視して見なかったことにして、何も感じないような心をつくることでもありません。
つまり、ストレスはストレスとして受け止めること。と言っても、我慢をすることでもないのです。ただし、それが可能な心を育てるには、実は訓練が必要になります。だから、ヨガを日常的にやることが必要なのです。予防注射のように1〜2回ヨガを体験したからといって、心に抗体ができるわけではありません。心は、そんなに簡単じゃないのです。
心の成長を実現するには、瞑想とか、哲学や古典に触れるなど、身を修めること(修身)を継続して取り組まないといけません。修身は、そう簡単にできるものではないから、一生かけて取り組んでいくものであると思っています。ヨガ(瞑想や易を含めて)は、私にとってはそんな修身の修行です。
豊かに生きていくためにツールでもあります。
Junostyleでは、毎月テーマを持ってプラクティスしています。クラスに出る度に、何か一つ小さな学びのかけらを持って帰ってもらえたら嬉しいなと思っています。