今だからこそ、やるべきことって何だろう?
7月に開催予定の京都宇治の陰ヨガ指導者養成講座のお話。会場をお寺に変更したことで講座のカリキュラムをちょこっと変更しています。既にブログでも書いたように、マインドフルネスの時間を増やす講座にしようと思っています。
お寺というとても静かな環境で落ち着いて陰ヨガを勉強できることのメリットは、
心身の鎮まりを助けてくれる
ことです。本来のヨガというものは、心の静けさを習得するものですが、それは、
身体感覚を通して、自分を知ること
に繋がります。
「自分を知る」って、一昔前によく耳にした言葉。最近、あまり耳にしない気がするのは私だけでしょうか。なんとなくだけど、YouTubeやSNS等を見てると、世の中が何でも手軽にスピード重視でさくっと済ませる、みたいなことに慣れすぎてしまっている気がします。スピード感があるという良い面が表面化してるというよりは、不必要に忙しい感覚になるし、心で深く感じるとか、じっくり考えるという習慣が薄れていっている気がするのです。
すると、どうなるか。
身体の感覚が鈍くなっていくと思います。すると、残念ながら、マインドフルネスを習得するのに土台となる”心身の融合”が欠如してしまうのです。
マインドフルネスって、ストレス軽減とか、仕事効率アップ等といったことがクローズアップされることが多いですが、それは本当に一部の効果についてだけ。本来のマインドフルネスは、私たちより良くリアルに生きるために必要不可欠なものを伝えています。
まずは、
自分のありのままを知ること。身体の感覚を持って知ることです。
だから、ヨガは身体とともにいることです。マインドフルネスであることです。自分の身体とお友達になることから始めます。自分を見つめ直す出発点となるでしょう。
コロナ禍で苦しく悲惨な思いをしている人も多いでしょう。自分の努力ではどうにもならないこの状況をどう乗り越えて行くか。闇雲にジタバタすることではなく、今だからこそ、自分を見つめ直し、自分の生き方を問い直す時なのではないかと思います。
6月より、オンラインでレギュラークラスを開催することにしましたが、そんなエッセンスを参加者の皆様に伝えられたらと思っています。今だからこそ大切なものを見つめ直す、そんなヨガを私は行っていきたいと思っています。