陰ヨガは、陰陽五行論に基づいてシークエンスを組んでプラクティスすることができます。つまり、冷え、便秘、頭痛、食欲不振、生理痛など特定の不定愁訴に対して、アプローチが可能ということです。それは、理論的に経絡にアプローチができるということなのですが、一体経絡ってなんだろう?と思いませんか?
昨年の秋頃より気功を習っています。その気功の先生が言ってました。
「経絡は気づいていくもの」
「ヨガと一緒だな。」と思いました。教える仕事をしている人のなかには、技術とか講師向けのテクニックとかいったものばかり学んでいる人もいるけど、ヨガも気功も理論だけでは習得できないことはちゃんと学んでいる人なら知っていることです。身体で感じて、身体で理解をすることが必須なのです。さらに、その道を本気で進んでいくならば、より研ぎ澄まされた直観力とか洞察力といったものが必要になってきます。
プラクティスを大事にしている人は、末長くいい先生でいられます。逆に、プラクティスを軽んじている人、「忙しくて、時間がない!」と後回しにしている人は、きっとどこかで行き詰まるでしょう。それは、「気づく」を蔑ろにしているからです。
知識や盲目的に習ったものだけを身につけているのは、ただのコレクターです。知識はもちろん必要ですが、自分の心身による実践がない限り、それはただのガラクタ集めとなります。ヨガなら、自分の身体に向き合う時間をとって、プラクティスしながら、自然に”気づきがやってくる”のを待つことです。
私は、講師養成講座をずっとしてきました。これからも、そんな”気づきを大事にするヨガティーチャー”を育てることを私のライフワークにしていきたいと思っています。テクニックに頼った先生たちを大量生産するのではなく、身体から深い理解をしている精鋭なヨガティーチャーを育てて行きたいと思っています。それが結果的に私を育てることにも繋がるからです。
Junostyleが存在することに意義でもありますし、私の信念です。
コロナの状況が芳しくないことから、東京で行う陰ヨガ指導者養成<ベーシック>講座の日程が決められないでいます。新潟ではまだ本格的に活動を開始してませんので、溢れる想いの行き場がない日々が続いていますが、時が来たらまた充実させたいと思っています。