先日、テレビを見てたら五月病について放送していました。
”コロナ禍在宅勤務だった人たちが出社することになり、ストレスを抱えているという。倦怠感や不眠と一緒症状があり、当然やる気も出ない。”
気持ちが常に沈んでいる日々は辛いだろうなと思います。
五月病といった症状は、今に始まったことではなく、昔から存在しますね。5月ごろに開催する陰ヨガ講座のテーマも今まで「五月病」を取り扱ってきたことが何回もあります。4月に新年度が始まり、ちょうど心身の休息が必要なときに、メンタル面を中心に「休息サイン!」が体から出されるのではないでしょうか。
では、どう五月病に対処したらいいのか。
個人的な意見ですが、在宅勤務により軽減していたストレスがまた戻ってくるということだったら、
そもそもその生活を見直すということも大事なのでは?
「そんな簡単に変えることなんてできないよ。」という反論もありそうですが、自分の人生は自分のものですから、
これを機に人生を見直すのも、また人生の変化なのでは?
人生において色々ないことが起きると思いますが、ポジティブと感じることもネガティブと思うことも、取り組むのは「今」しかないと思うのです。陰陽論が語るように黙っていても、季節は巡り時は進みます。同じ時は二度とない。「今」の過ごし方で、未来も変わっていくのです。
お友達のお話ですが、家庭のことで悩みや尽きない女性がいます。その悩みはとても大変そうなので同情する部分も多々あります。自分だけでは解決できないこともたくさん。だからこそ、四季の流れに合わせて暮らし方(衣服や旬の食など)を変えるように、自然に寄り添ってみるのはどうだろう?
私たち人が生きる上での自然はなんでしょう?
まずは、体の健康かな、と。精神面へのアプローチは最初は難しいので、身体面のアプローチからしてはどうでしょう?これなら、わかりやすい。
肩凝ってないかな?
背中はどうだろう?
姿勢は悪くないかな?
中性脂肪は過度についてないかな?
呼吸はちゃんとできているかな?
今いる場所で静かに座って、体に意識を向けてみるとすぐわかることばかりです。悩みがちな人は、おそらく肩こりなどを見つけると、ネガティブに捉えて「これではいけない。私はだめだ!」と思うかもしれませんが、非難する必要はなく、代わりに「肩凝っているんだね。」と現実だけを受け取ってみてください。「今」ある現実に、良い悪いなどの思考のデコレーションをせずに、事実だけを見ましょう。
ヨガをすると、自然に体に意識が向かい、今ある現実が鮮明になってきます。そして、その事実と一緒に心を寄り添わせていればいいのです。それが、ヨガ的な「今」の過ごし方です。自ずと未来が変わってきますから。
この混沌とした時代に生きる私たちが幸せに生きるために、まずは自分の体の健康を見直し、自分自身の在り方を見直すことが大事だと思うのです。
お庭の花壇には、一生懸命花を開こうとするバラの蕾の姿が。自然は色々なことを教えてくれます。