YBCルヴァンカップ〈名古屋グランパス VS アルビレックス新潟〉の試合を見ていました。
もうもう、本当にすごい試合でした。私が応援しているアルビレックスは、2点リードされたものの追いついて延長戦へ。さらに、1点追加されて、また追いついて。最後はPK4−5で敗れました(><)
「勝負の世界って、魅力的かも。」
初めてそう思いました。
私の人生は、今まで勝ち負けが決まる場面はあまりありませんでした。スポーツ(中学の時は水泳部)もクラブ活動のレベルですし、高校も大学もブラスバンドやオーケストラに所属していたので、勝負の世界ではなかったのです。
「何故、今までの人生において、勝負の世界に行かなかったのだろう?」
と敢えて分析をしてみると、ご縁がなかったという言い方もできるかもしれませんが、自分が無意識のうちに避けていたようにも思います。
勝ち負けがある世界って厳しくて、残酷なところもあって怖いなって感覚もあったのかもしれません。精神的に私は持たないかも、、という臆病なところもあったかもしれません。今まで触れたことのない勝負の世界ですが、今日のルヴァンカップの試合を観ていて、勝ったり負けたり勝負がつくことの魅力をほんのちょっと垣間見た気がしています。
勝ったから嬉しいとか、負けたから悔しいというのは当然ある気持ちですが、それ以上に心が動くというか、負けという結果があっても、何かがそこに残っている気がするのです。そして、あるレベルでは、究極的には何も失ってないのではないか、とさえ思えました。
勝ちは、当然、色々なものを得ます。勝ったからこそ見える景色があるでしょう。賞金も、タイトルも、歴史も、栄光も多くのものを得るでしょう。次なる道が開けるという意味では、未来へのゲートが開くでしょう。さらに、新しい世界が待っているかもしれません。
私が子供の頃と違って、今の時代は運動会の徒競走では皆一緒にゴールをするとか、意図的に順位をつけない行為をするようですが、勝ち負けを経験することによる成長の機会が失われていると感じます。心の底から喜んだり悔しがったりする経験がないままの人生は、本当に豊かで魅力のある人生になるのだろうかと思うのです。
試合後に、アルビの長倉くんが号泣してて、私もテレビの前で号泣したよ(その前に、ハラハラドキドキの試合展開で号泣スタートしていましたが。。。笑)。本当に真剣に今を生きている人の姿は、人の心を動かす。そう感じた瞬間でした。
勝ったり負けたり両方の経験を経て、最終的には勝ち負けを超えたところに精神が辿り着いていくこと・・・それが魅力的に映ったのだと思います。
*写真は、先日にクラフトビール@HUB新潟。今日はルヴァンカップの試合を放映していたでしょうね。クラフトビール飲みながらの試合観戦は楽しそうです。