6月21日で夏至となります。
夏真っ盛り。
陰陽理論でいうと、陽の極まりです。
極まりということは、ここからは逆のベクトルが働くということです。
陽が極まったので、陰に転化します。私たちが感じることができる質は、まだまだ陽体質ですが、水面下では少しずつ陰の季節のエネルギーが静かに膨らんできます。
陰ヨガは、その理論が大切だと思います。だから、陰の質を大事にした陰ヨガをしています。陰ヨガに触れることで、静けさを持ち、心身ともに静かに止まれる質を持てるように指導をしています。
ヨガは、日常にあるもの。すると、身体だけの健康ではなく、心の健康、精神の成長にも繋がるものであるべきだと思っています。アーサナだけ、つまり筋肉や身体の部位へのアプローチは、マインドフルネスになるための入り口としてはいいですが、それだけでは視野が狭くなってしまいます。だから、受け身で、委ねて、静止し、パノラマの空間を持つことが大切なのです。
残念ながら、ヨガを長年している方でも”静かに止まる”ことができない方も多いです。身体は止まっても、思考や心が止まれない人も中にはいます。それでは、いつまで経っても、奥行きのあるヨガへと成長していきません。
もっと広い視野でヨガを捉えて、ライフスタイルの中で生かしていけるヨガをしませんか。陽ヨガも陰ヨガもいい悪いなしに取り入れてみて、そしてメディテーションへと広い視野と奥行きのあるヨガを始めませんか?