Simple action with clarity

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「渡辺純子のマインドフルネス・メディテーションのすすめ」でも書いたように、ヨガという観点から、Simple action with clarityについてお話ししていきたいと思います。

ヨガのアーサナ(ポーズのこと)は、実はとても深く、真の理解をするのは容易ではないと感じます。それは、ヨガのプラクティスを”正しく”すればするほど、そのアーサナの持つ深さと大きさに感嘆するからです。たくさんの数のアーサナがありますが、全てのポーズができるようになることが、本来のヨガではないですね。もちろん、一つの目標として、「このポーズができるようになりたい!」と元気な気持ちになることはとてもいいと思います。でも、時にその意気込みのせいで盲目になり過ぎ、本来あるべき姿を忘れてしまうこともあります。

私の経験からお話しすると、アーサナは、やればやるほど

シンプルになっていきます。

シンプルになるというのは、「もう、全て解っちゃった!」とか、「もう、先に進む道はない!」ということではなく、アーサナ全体が”大きな一つ”になっていく感じです。アーサナとアーサナがひとつになったり、アーサナが(今まさにそのアクションを起こしている)身体とひとつになったり。すると、私のアーサナは透明感が増してきます。真の理解は、ここから始まっていくのだと感じます。

アーサナを感じるには、学ぶ過程に応じて段階があるとは思います。初心者さんは、ひとつひとつのアーサナを身体で習得していくことに一生懸命です。だから、AというアーサナとBというアーサナとたくさんのアーサナで頭がいっぱいです。私もそうでした(^^;でも、それを超えていくと、次のステージへいきます。
さらに、10年選手になってくると、AもBもシンプルにひとつに感じてくる。例えば、ダウンドッグというひとつのポーズの中にも、他のポーズで得られるエッセンスがふんだんに盛り込まれていることに気がついたりします。すると、アーサナ同士の融合が起きてきて、どんどんシンプルになっていきます。

少し日常が落ち着いてきた最近、ヨガの時間が自然と増えました。先日、ダウンドッグを40分かけてじっくりプラクティスしてみました。たくさんのポーズをするのではなくて、本当にシンプルにダウンドッグを味わう時間を過ごすことで、ダウンドッグへの理解と明確さを見直した気がしました。

そして、改めて、ヨガは自分のことをシンプルにさせてくれるツールなのだなと思ったのと同時に、重厚感のある、満ちたスペースを与えてくれるモノなのだなと感じているのでした。

写真は、ランチに美味しいパスタを食べてご機嫌な私(笑。

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