久々の移動でした。１年ぶりの京都です。
先週末、新潟から新幹線で東京経由しながら京都宇治まで行きました。
最近の日々は、何曜日は勉強、何曜日はヨガ、何曜日はフリーなど大体のルーティンで進んでいて、特に大きなイベントはないのですが、細々したことが多く何時間もぼーっとする時間がないように思います。
そのせいなのか、新幹線の中の数時間が落ち着く時間でした。何をするわけでもなく、新潟駅で買ったおにぎりや東京駅の大丸で買ったローストかつサンドを、スタバのコーヒーとともに頰張りながらただ座っているだけです。名古屋を過ぎる頃に急に眠くなって来て、気がつくと自然にウトウトしていました。京都に着く頃には、妙な充実感に満たされていてすっきり。落ち着きをはらった爽快感という感じでしょうか。
こんな体験をする時にいつも思うのですが、こういった何もしない時間は、”何かをしている”と思います。
だから、すっきりするし、スピードMAXで忙しくしている時より、自分自身が前進している感じがします。陰陽のバランスが大切といつも思いますが（そして、それを皆様に陰ヨガを通してお伝えしていますが）、まさにこれが
”何もしない事による実り”
なのだと思うのです。
これを伝えるのはかなり至難の業であることは、陰ヨガを教えたことがある方はわかっていただけると思います。目に見えないけれど、確実に存在する何かを伝えるのって本当に難しい。何故なら、本人に体感してもらうしかないからです。体験からの理解しかないからです。
特に、忙しいことが善と思われがちな現代において、何もしないことに対する悪いイメージの先入観がとても邪魔をして、そこから打ち砕いていくことが必要だからです。教えてる側でさえも、油断すると忙しくしてしまってることもありますし（＾＾；
でもね、一度この”何もしない事による実り”を体験すると、実は病みつきになりますよ。だって、日常がぐーんと前進しますから。人生を進む上でとても大事なこと。
そう思いませんか？