ヨガ的生活

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『ヨガ的生活』

とあるスクールオーナーさんとミーティングをさせて頂いていたときに、そんなフレーズを聞きました。ヨガアライアンス認定のための講師依頼としてお声がけくださいました。そのための最初の顔合わせでしたが、同じスクールを運営する者として、考え方やスクールの在り方などにとても共感できるスクールさんでした。時期等々諸条件が揃うようだったら、是非お受けしたいなと思いました。

気持ちが共感するとか、考え方が共有できることって、実はありそうでなかったりします。自分の心にブレがあったら貫くこともできませんし、自分の講師としての固い信念があるから、他の人と共有できる土台ができ上がります。

私は、指導者養成講座を行っていますが、ヨガの先生を目指す人には、自分のヨガとティーチングの信念を、それぞれが時間をかけて発見していくことの大事さを教えています。ヨガを教えるというお仕事は、自分自身がそれと一体になって進んでいくというのが大切だと思うのです。ライフスタイルから始まって、生き方や在り方を伝えていくお仕事なので、自分自身がその題材と融合する必要があります。

ヨガ的生活をすること

それは、突然、ヴェジタリアンになったり、ビーガンになったり、不便を楽しむ自然な暮らしをしたり、片岡鶴太郎氏のような生活をすることを指しているのではないです(^^;
もちろん、それらがその人にとって、ヨガ的生活の本質に触れられるものであるのなら素晴らしいことです。しかし、今の生活を分かりやすい方法で変化させることで、盲目的にヨガ的生活を実践しようとする場合、それが煩悩の一つである”執着”に大いになり得るということは知っておくべきです。
ヨガ的生活をしようと努力しているのに、その逆の執着(=自我)を育ててしまっては本末転倒です。残念ながら、身体にばかり集中するあまり、そうした罠にハマってしまっているヨギは少なくない気がします。

では、ヨガ的生活の本質は何か?

それは、

静けさを持つこと

です。
私たち人は、本来、この静けさを持っています。現在、どんなに忙しい生活を送っていても、困難を極めていても、本質的に人はこの静けさを持っているのです。ただ、イライラしたり、ストレスに打ちのめされていたり、煩悩に取り憑かれていたりすることで、静けさが見出せないでいる場合も多々あります。

皆さんはどうですか?

ヨガを学んでいるのに心が全く静かではない、落ち着きがない、グラウンディングを感じない、身体をじっくり感じることができない、いつまで経っても柔軟性が向上しないなど、静けさの発見とは真逆のことが起きていたら、そのヨガはヨガとして効果を発揮してないことになります。

静けさはどこで発見できるのでしょうか?

ヨガを通して、皆さんと発見していきたいと思います。

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