陰陽五行で学ぶ陰ヨガ講座〈陰の季節〉の5回目を開催しました。
ご参加の皆様、ありがとうございます。
今回のテーマは、
更年期障害と補腎
水の五行に属する五臓「腎」のお話は、陰ヨガを理解するうえでとても大切なです。何故なら、五行説において「水の五行」が最も「陰の性質」を持つからです。その腎を補うこと、つまり、
補腎をする
ということは、健康を基礎から見直すことでもあります。そして、健康を見直すことは、自分自身を見直す作業でもあると思うのです。
「身体が資本です。」と言ったりしますが、身体が動かなくなってしまっては、何もできません。仕事などもそうですが、旅行や趣味など楽しむこともできないですね。だから、健康の維持は大事と思いますが、健康に気を使っている人は、それほど多くないなと感じることがあります。
私は、仕事柄、中医学なるものに出会い、まさに身体が資本である仕事をしています。アスリートほどではないですが、身体の調子の良し悪いは、お仕事のパフォーマンスに直結します。だからというのもありますが、不調があったときは、ライフスタイルを見直すことを大事にしています。
何事もそうですが、流れに乗っているときやうまく行っているときは、何かを考えたり、変化させようという気持ちにはなりにくい。でも、不調が出たり、困難があるときに気づきの機会がやってくると思います。
今日のテーマである「更年期」は、まさにライフステージの変化を迫られる時かなと思います。今までのやり方では通らないわけですし、無気力や倦怠感といった症状が出てきて日々の生活に支障をきたすことも。また、更年期障害は個人差がとてもあって、ひどい心身の不調に見舞われる人もいれば、全く感じないという人もいます。身体に不調が出る人もいれば、心に不調が出る人もいます。
「更年期」というのは、人生の歩み方を見つめ直すときです。そして、ライフスタイルの変革には、「陰の発想」がとても役に立つと思います。陰ヨガを長らく経験していることで感じることです。そんなお話をシェアした講座でした。
この日の講座では、腎経を中心に、他の五臓もプラスして陰ヨガのプラクティスをしました。気血の通り道である経絡を刺激することで、特定の五臓の気を補うという手法の陰ヨガですが、どうだったでしょうか。
2月の半ばまでアーカイブ視聴が可能ですので、是非、繰り返しプラクティスしてください。