アーサナを取っているとき、
どんな感覚でいますか?
アーサナは外側にありますか?
それとも、内側に?
自分の身体とアーサナは別々にありますか?
それとも、一体化していますか?
もし、アーサナが自分の身体とかけ離れていて、別のところにあるのなら、それはまだ触れ合う時間が足りないのかも。頭であーだこーだと考えることなく、とにかくアーサナに触れてみてください。触れてみないことには感じれるものもないですし、そこから学べるものもないのです。
当然、アーサナには、陰ヨガ、陽ヨガに限らず、アライメントというものがあります。ちゃんと安全に正しくアーサナをする必要があるからです。まずは、基本の型(カタ)を身につけることはとても大切なので、ちゃんと身体のことを知っていくことは大事です。だから、私も陰ヨガでも陽ヨガ(特に、陽ヨガは動いているので安全のために細かくアライメントはいいます)でも、アライメントをしっかり指導しています。
でも、頭で理解することはそこまで!!
基本のアライメントがわかったら、今度は身体で感じてみましょう。理屈ではなく、上手くできたとかできないとか関係なく、ただ身体で感じることをしてみましょう。アーサナは言ってみれば完成形はないのです。あるとしたら、私たちが決めつけているアーサナの”カタチ”に過ぎません。雑誌に載せたり、ウェブサイトに載せるというヨガの本来の目的とは違う目的がある時には、”一つの決まった完成形”は存在すると思いますが(そうでないと絵にならないからね!)、自分がアーサナに純粋に触れているときは、どんなアーサナも、身体で感じていたらそれが完成です。どんなに身体が硬くても、です。
何事もそうですが、やり方やテクニックは覚えたら”手放すこと”が大切です。でないと、ただのhow toを学んだだけで終わってしまいます。本当の楽しみや発見は、むしろそこからスタートします。
日々練習しない人もいます。指導者養成講座などテクニックを学んだからOKと思ってしまっている人もいます。でも、本当に大事なプラクティスは、テクニックを離れて、身体で感じることでアーサナと一体化することです。時間はかかります。でも、それは自分だけしか感じることのできない揺るぎないもの、唯一無二の信頼や自信に繋がるものです。
皆さんは、ちゃんと学び続けてますか?