陰のエネルギーのことについて考えていました。
陽は、言わずもがな、とてもわかりやすくて強いです。明確に、エネルギッシュな感じ。
では、陰は?
陰ヨガは、サイレント・プラクティス。静止した状態。エネルギーは、地に向かって降りて沈んで行きます。
根っこやルーツを指し、包んでいく様、受け入れていく力を表現しています。とても女性的なエネルギー。
まさに、地のエネルギー。山、人、植物、動物などすべての生き物をサポートしている力です。
安定していて、動かない。マインドの本質に触れていくようなプラクティスでもあります。その意味で、瞑想的な部分も持っているヨガ。サマディに向かっていく、静かに集中していくようなパワー。
マインドフルネス・メディテーション(blogは>>>こちら)を学ねば学ぶほど、ヨガ(特に、陰ヨガ)は本当にマインドフルネスを包括したものだと思います。
頭を使って思考が先に立ってしまっては、先入観が生まれるし、固定観念にとらわれてしまうし、まだ到達してないこうありたい自分に囚われてしまったりしがち。だから、まず身体で感じたそのまままを知覚し、素直にまっすぐ知ること(感じること)です。
それを陰ヨガは深く教えてくれた気がします。静かにポーズに身体を委ねることで、想念を一時的に外に追いやり、今ここにある身体に目を向けること、身体の声を聞くこと。
これは、自分で能動的に光る太陽のパワーではなく、受動的に光る月のようなパワーが成し遂げるワザだと思います。