自分の世界観を持って生きていきたいと思っています。
と言っても特別なことをするわけでもなく、自分らしくというか、「純子らしいね。」と思えるような空気感を持ちつづけたいと思います。
20〜30代の若い頃は、そんな自分の世界観は、得るものだと思っていた気がします。努力して手に入れるものというイメージ。タレントや商品のブランディングのように作り込んだ感じの世界観が、素敵な世界観だと思い込んでいた気がします。
でも、今は、世界観という言葉には、自然な流れにに抗わずに、当たり前のようにそこに在るオーラのようなイメージを思っています。
これを、陰陽の元である易経の言葉を借りれば「誠」であるということでもあると思います。自分自身にも、周りにも嘘偽りがないことで滲み出る空気感とも言えるでしょうか。自分という人としての在り方がそこには存在すると思うのです。
世界観とは、世界を観る視点です。どんな世界の見方をしているのか、どんな風に世界と関わっているのかといったこの世界観は、自分の生き方を左右するものでもあると思います。
ヨガは、自分の自然な世界観を観ることを助けてくれます。ただ、正しく適切にヨガをした場合に限りです。思考が凝り固まってしまったり、盲目的なヨガをしてしまったりしては、残念ながら頑固な狭い視野を作り出すだけです。
落ち着いて、よく自分の心身を見つめることから始めるヨガをすることで、視野がどんどん広がってきます。
皆さんのヨガは、落ち着きを増してくれますか。そして、静かに自分の心身に目を向けることを導いてくれますか。
落ち着いた空間のあるヨガができたら、そこにはそれぞれに世界が既に広がっていると思います。感情や思考といった汚れで曇っていたら見えませんから、曇りのない目で心を観察してみましょう。