「持っている人、だね。」
という表現をする時があります。
シンガポールで仲良くしている陰ヨギたちと使う言葉。
彼らも、「持っている人たち」なのです。
その意味は、物事の流れが「持ってる人」に味方をするということ。
私の陰ヨガがベースとしている陰陽思想によると、全ての物事は変化して止まないといいます。変化がないのは、死を意味するのかもしれません。ただ、劇的な変化を指しているわけではないと思います。
意識を変えたり、やり方変えたり、視点や立ち位置を変えたり。
ちょっと引いてみたり、ちょっと深く頑張ってみたり、全く違う空気感を突拍子もなく入れてみたり。
どんな小さな変化でも、変化のひとつです。
私の人生を振り返ってみると、変化があるときに、要らないものが壊れ無くなり、必要なものが残ってきました。
新入社員の頃、会社が外資系に買収されたとか、シンガポールに旦那さんが転勤になったとか、師匠が突然来日できなくなったとか。
どれも私の足元に変化を残しました。良い変化なのか、良くない変化なのかは、人の思考と判断次第だから、良しとする人もいれば、悪しとする人もいますが、いずれにせよ、変化はあるのです。
「持ってる人」は、正しいタイミングで、正しい場所にいるのだと思います。
だから、流れが味方しているように見えるだけ。
「運がある」という表現をする人もいますが、その正しい時と場所があるときに、その人が行ってきた変化できるだけの準備と努力があるから、納得できる変化が起こるのでしょう。